地域資源と多様性があふれる場所

松木佳太 移り住みたくなる宿『イミグレ』地域資源と多様性があふれる場所

移り住みたくなる宿『イミグレ』という海辺の小さな泊まれるレストランを経営している松木佳太と申します。

 

生まれは富山県氷見市、8年間ほど大阪で過ごし、2018年に氷見市にUターンして同施設の経営をはじめました。現在では最低でも月1回は久目地区に訪れている私ですが、去年の秋頃まではほとんど関わりはありませんでした。ですが、所属している氷見青年会議所の活動の中で久目地区の方々と出会い、その“受け入れ力”に圧倒され、また久目地区の地域資源の数々に触れ、今では久目地区が大好きになりました。そんな私が久目地区の好きなところと素敵だなと思うポイントをご紹介させていただきます!

 

【久目地区のここが好き!3選】

3つじゃおさまりませんが、終わらなくなるかもしれないので3つにまとめます 笑

 

1|桑院大池

桑院地区にあるため池です。ため池といいますが、水面に映る山々や空の光景などはそんじょそこらの湖なんて目じゃないくらい美しいものです。写真右奥にかけて池は広がっており、見る場所を変えると違う顔を見せる素敵な場所です。

 

氷見では戦前より周期的な干ばつみまわれていたようで、その社会課題を解決するために昭和29年に完成した、ため池のようです。自然と人工物が調和する素敵な景観となっています。よく晴れた日にはほとりでピクニックなんかも最高でしょう。

 

 

2|名もなき山道

こちらは久目地区にある名もなき山道です。笑

 

地元の方にとっては日常の景色だとは思いますが、初めて訪れた者にとってはこれもまた素敵な景観となります。

 

両脇には立派な杉が高く伸び、奥の方は木々がアーチを架け、トンネルの出口のようになっています。また、珍しい植物や食べられる植物などが豊富に存在し、目でも舌でも楽しめます。これは久目地区のハイキングイベントの際に撮った写真なのですが、2時間弱の道のりも苦もなく楽しく歩けたのは、普段出不精の私から考えると衝撃的なことでした!そのくらい素敵な体験だったということなのです。

 

 

3|未来を見据える子供たち

続いては景観や自然とは違う、久目地区の好きなところです。

 

こちらは久目地区交流館に設置されている「久目小校舎の未来予想図」。統合になった旧久目小学校の生徒さんたちが、久目小学校校舎が将来こんな使い方をされたら良いな、ということを絵日記風に描かれたものです。

 

「お化け屋敷にしたい」「水族館にしたい」など、私では思いつかないようなワクワクする面白いアイデアが満載です。

 

私自身、子供心が抜けきっていない大人なものですから、こういった未来想像は大好きです。できる・できないの前に、まずは「やりたい」という気持ちが物事を進めていくと考えているタイプですので、地域の子供たちが前向きな思考をされていることがとても嬉しく思いますし、大好きです。

 

以上3つが私の好きな久目地区の一例です。

続いては、そんな久目地区に住む方々の素敵なところをご紹介。

 

【多様性を受け入れる住民性】

久目地区の人々について私が最も尊敬する点、それは「多様性を受け入れる力が高い」ということです。ダイバーシティなんて言葉が叫ばれる世の中ですが、どこかポーズというか浮ついた印象を受けてしまう私です。行動や態度で示しなさいよ、と。今の世の中は個人を尊重し、自分と価値観の異なる人たちも受け入れて共に生きていきましょうね、ということなのかと思いますが、これを久目地区の方々は体現されています。

 

現に、久目地区には移住者の方も多くいらっしゃいますし、何よりその方々が地域の中で生き生きと活動されています。よそ者とか地元民とかそんなことではなく、久目をより良く面白く、という目線が同じであればみんな仲間だよね、とそんな雰囲気を感じます。

こちらは、久目地区地域づくり協議会の事務局会議の様子。

 

冒頭にも申し上げたように、現在私は氷見青年会議所としても久目地区と関わらせていただいております。簡単にご説明しますと「長く続く地域への取り組みを一緒にやらせて欲しい」と私が協議会に尋ねさせて頂いたのが始まりでした。

 

それこそ、いきなり外の人間が何か一緒にやらせてくれ!と言ってきたら普通は「めんどくさいな」とか「胡散臭いな」とか感じるものだと思います。ところが久目の皆さんは最初から「おっしゃ一緒になんかやろう!」という雰囲気で私を迎え入れてくれました。

 

久目の方々にとっては当たり前のことかもしれませんが、なかなかできるものではないと思います。

目指すべきところが一緒であれば、異分子も取り入れてみんなで進もうという住民性が感じ取れるとともに、心から素敵な方々だなと感じました。これが久目地区の大きな力の源であると思っています。

そんなこんなで、先日は地域住民の皆様と一緒にバーベキューをしながら、久目地区交流館の使い方を考えるというイベントも開催させていただきました!

乾杯の挨拶は北さんにお願いしました!アドリブで盛り上げていただき、運営側としてもとても助かりました!

子供たちにも参加してもらえて良かったです。

ご参加、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!

 

【地域資源と多様性があふれる場所:久目】

 

さて、冒頭からご紹介させていただいた自然景観、このほかにもたくさんある特産品や農産物など、久目地区には地域資源が豊富に存在します。そしてそれを活用できる多様性に富んだ住民の方々。実はこの条件が揃っている地域は多くないと思っています。だからこそ久目地区は素敵で、これからも面白いことがたくさん生まれてくると思います。そんな活動をこれからも近くで一緒に感じさせてもらえると嬉しいなと思う、今日この頃でございます。

 

稚拙な文章を失礼しましたが、私の久目愛が少しでもお伝えできたならば幸いです!

 

Let’s Go KUME!