お知らせ/活動報告
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イベント第2回 くめ黒板アートコンテスト結果
8/20(日)のくめアートデイ2023内で開催した、「第2回くめ黒板アートコンテスト」の作品をご紹介いたします。
去年(くめアートデイ-2022 SUMMER-)の様子はこちら②
10組43人のご参加ありがとうございました!
子どもから大人まで多くの方々に参加していただきました。
各新聞社さんに記事掲載や、テレビでの放送もしていただきありがとうございました。
今回制作していただいた黒板アートは、年内まで展示予定で、久目地区交流館の開館日にご覧いただけます。
ぜひ、久目地区交流館へお越しください。
作品を紹介していきます。
【最優秀賞】
<制作者コメント>
AIを活用して下描きをしました。アレンジで魚の種類を増やし、密度を上げてカラフルに仕上げました。メジャーな魚だけでなく珍しい魚も入れることで、海にはこのような魚もいるというわくわく感を感じ、楽しんで見ていただける作品にしました。本来は一緒にいない魚たちが同じ画面上にいることは、絵でしか表現できないおもしろさです。魚は全部で70匹です。そして、船の明るいところはチョークをつぶし、水で溶かして塗りました。色の境目を指でこすってグラデーションを入れたり、細かく線を入れたり、ハケの柄を使って削ってみたりと、様々な技法に挑戦しました。
【未就学児~中学生の部 優秀賞】
<制作者コメント>
私たちは12年間の友だち5人組です。私たちの「たからもの」は思い出です。これまでの思い出をアルバム風に描きました。8月の花火は、夜で暗いため、背景を暗く描くことに気を付けました。9月の芋ほりは、みんなの服がきれいに塗れるようにしたこと、芋を目立つように描くことを頑張りました。10月のハロウィンは、夜を表現するために星などを描き、背景を紫にしました。12月のクリスマスツリーは、様々な色を使うことを頑張りました。真ん中はそれぞれのシルエットの集合写真を描きました。空や影を表現することを頑張りました。5人で楽しく思い出を振り返りながら描けてよかったです。
高岡工芸高校デザイン科のグループです。わたしたちの作品のタイトルは「こころのなか」です。黒板にはくまのぬいぐるみやラムネの瓶、しゃぼん玉などたくさんの少女の好きなものを描きました。また、ものだけでなく、ホタルイカや氷見のブリなど海の幸も描き、「たからもの」が溢れている様子をイメージして描きました。
私たちが特に注目してほしいポイントは2つあります。1つ目は動きです。まず黄色い絵の具と筆で流れをつくりました。次に、女の子のふんわりとした髪やクリームソーダのトッピングや空に向かっていくブリなど、様々なパーツを重力に逆らわせて配置することで、「たからもの」に対する想いがはじけている様子や、わくわく感を画面いっぱいに表現しました。
2つ目はあたたかさです。暖色をメインに、鮮やかに描くことで、優しくあたたかい印象になるよう、仕上げました。また、女の子のやわらかい笑顔にもこだわっているため、見てほしいです。今回、一人ひとりの得意なことを活かしながら、暑い中ですがチームのみんなと協力し、一つの作品を作り上げることができました。
みんなで声を掛け合い助け合いながら制作に取り組めたからこそ、作品が出来上がったときの喜びや達成感を味わうことができました。私たちはまずはじめに何を描くかを考える際、実際に私たちのたからものや大切なものを出し合いながら制作しました。ああ、私もこれ好きだったな。懐かしいなと感じていただけるものもあるのではないかと思います。ぜひみなさんの幼いころの大切なものを想い出しながら見てみてください。
【未就学児~中学生の部 会長賞】
のんびりシスター「大切な仲間」
<制作者コメント>
二人で大切なものを考え、ものではなく、仲間であれば誰だろうなと考えると、自分の同じクラスのみんなでした。工夫したところは、一人ひとりの個性が出るように描くことです。制服の表現やそれぞれの性格が表せるように描きました。学校の中庭で集合写真を撮ったものを参考に描きました。
【高校生~大人の部 会長賞】
<制作者コメント>
「たからもの」というテーマを聞き、わたしなりの「たからもの」を表現しました。私は小さいころ体が弱く、よく熱を出して学校を休みがちでした。両親が共働きだった関係で、学校を休む時はひとりでいることが多かったです。当時、私は本を読むことが好きだったため、両親が寂しくないようにと学校を休む時には私に本を預けてくれました。私はすごく熱中して読んでいました。そして、今になってその経験のことを考えると、本を読むことでたくさん空想の世界、自分だけの大事な世界が出来上がっていました。
題名を「そうぞうりょく」とひらがなにしたのですが、imagination(想像力)もcreation(創造力)も両方の「そうぞうりょく」が自分の中で力になったなと、それが今の自分の財産になっているなと、その気持ちを絵にしました。小学当時、国語の教科書が楽しみで、もらったらまず全部読み終わってしまうぐらい国語の教科書が好きでした。当時私が好きだった教科書の作品を私の中ではそれも「たからもの」になっているため、ちりばめて、そういった意味でもたからものを表現しました。なので、本自体も私の中では「たからもの」であり、自分で得た「そうぞうりょく」も「たからもの」であり、今回こういった自分の「たからもの」を表現したということ、制作期間も私にとってすごく「たからもの」になりました。
【大きく羽ばたくで賞】
ゴリラとその家族「ぼくの大好きなオジロワシ」
<制作者コメント>
ぼくは自然や生き物が大好きで、YouTubeやゲームで遊ぶよりも自然や生き物に触れ合うことがすごく好きです。海で釣りをしたり、昆虫やトンボを捕まえたり、最近は鳥にハマっています。バードウォッチング行ったり、鳥がいっぱい集まるところに行ったり、朝日町の宮崎海岸でヒスイを拾ったり。そういった自然との触れ合いが「たからもの」です。そして今回は、その中でも最近一押しの鳥の絵をピックアップして描きました。ぼくは生き物の絵を描くことが大好きで、毎日絵を描いています。黒板に描いたオジロワシの鋭さと迫力がでるように、目、くちばし、脚、羽を工夫して描きました。
【氷見の宝賞】
ブラボー「守りたい宝物」
<制作者コメント>
今年のテーマが「たからもの」ということで、たからものについて考えてみたところ、僕は氷見が一番好きなので、氷見の海や山を描きました。特に頑張ったところは立山の雪の部分です。
【毎日が宝物で賞】
九転九起「富山の風景」
<制作者コメント>
テーマが「たからもの」ということで、私たちは「たからもの」だと思った富山の風景を描きました。普段見かける風景こそ大切なものだと思います。そこで、立山と電車と海が富山らしいと考え、大きな黒板を活かして大きく描きました。空は夕陽を表現しています。
【未来はかがやいているで賞】
Happ526「北陸ロマン」
<制作者コメント>
作品の題名は「北陸ロマン」です。曲を知っている人が多いのではと思うのですが、サンダーバードやかがやきの中に流れているのも「北陸ロマン」で、僕が一番好きな曲です。そして、僕の「たからもの」は電車なので、かがやきとサンダーバード、そして氷見線を描きました。それぞれの電車が氷見、久目まで来てくれたら嬉しいなと思い、描きました。かがやきは東京に来るので、僕が住んでいる東京から一本で氷見に来たいと思っています。少し雪を降らして背景は立山連峰を描きました。北陸らしさが描けていればいいなと思います。久目は自然豊かなので、ここに来られて僕はよかったなと思います。
【天才現れた賞】
チームXZY「ママへの愛」
<制作者コメント>
ぼくの「たからもの」はお母さんです。チョークは約6色使いました。顔や全体のバランスが難しく、写真を元に拡大して、そこから徐々に上に向かって描きました。工夫したところはネックレスで、大きすぎず小さすぎず描くことが難しかったです。また、33554432という数字は、ぼくの好きな数字です。2から段々倍にしていくと階段番号になっており、奇跡だなと思ったからです。そして、530×∞(無限)がお母さんへの愛の数字です。
【特別枠】
高岡龍谷高校美術部教諭/第1回くめ黒板アートコンテスト最優秀賞受賞
審査員 藤村政徳「記憶の中の宝探し」
<制作者コメント>
去年は猫を描かせていただき、今年は写実っぽく描くことに挑戦しました。テーマが「たからもの」ということで、自分が昔好きだったものを直接描こうと思い、高岡市福岡町の駄菓子屋さんに取材を申し込み、描かせていただきました。黒板は奥行きを出すことが難しい素材のため、ハイライトとしての白や塗った部分の色が欲しいと考え、筆で塗ると良い表現になるのではと試行錯誤をしながら描きました。色々な表現の方法があるなと、まだまだこういう形のもの、色々な方面で伸ばしていけるのではないかと可能性を今回感じたく、様々なことにチャレンジした絵になっています。